月例稽古 ーーー2012年3月より開始、2018年6月まで半年分を一括掲載とする。2018年7月以降は月次掲載。

第121回月例稽古ーーー2025年4月29日 新宿コズミックセンター

今日は、嬉しいサポライズがあった。3年半ぶりに武末さん親子が参加してくれた。奥さんと、もう5歳近くなった娘さんも自前の空手着を着用している。娘さんは、突きも蹴りも伸びがあり大きい技である。さすがに両親が学生時代に2段を取得した血を引いている。

前回、3月2日以来2か月ぶりとなるので、準備運動で篠ケ谷さん指導により、田鎖師範教えのストレッチを丹念に行った。型は平安5段とセイシャンを行う。前回からの基本組手の新たな試みも行った。基本組手を一直線上での受身と捕身の技を単独で繰り返す練習である。
 3年半前の第84回月例稽古  2021年11月20日
   

第120回月例稽古ーーー2025年3月2日 新宿コズミックセンター

本月例稽古は、2012年3月より始めたが、コロナ禍も乗り越え実に14年目、第120回に突入しており、その足跡に自分たち自身が驚く。

今日の基本の移動稽古では、順突き、逆突きなど通常の倍以上も行い、篠ケ谷さんにたっぷりと しごかれた。下写真のように田鎖師範のストレッチ方法も行った。型は、平安五段とセイシャンである。また、新しい試みとして、基本組手の連続した線上での受身の技と捕身の技に分断し単独で繰り返す練習も行った。

今日は、寒気も失せ春のような陽気であり、隣接する戸山公園の満開に近くなっている梅を観賞した。しかし、稽古後の宴はもう一つの目的であり、しっかと飲み歓談した。
   
   


第119回月例稽古ーーー2025年2月23日 大久保スポーツプラザ

最強寒波が、 ここ一週間ほど居座っている。武道場に移動の際は、真夏の猛暑もこたえたが、吹きすさぶ寒風も堪え難いものがある。

今日は、ストレッチに田鎖師範が説いた方法を、篠ケ谷さんの指導で行ない、形は平安5段とセイシャンを丁寧に繰り返し行った。
基本組手は、先月から採り入れた五十嵐先輩の練習方法で、一本目と二本目を行った。本来、基本組手は、間の詰め方と受身と捕身の技の攻防の修練だが、あえてこの練習は、連続した線上で受身の技、あるいは捕身の技に分断し単独で繰り返す。

この練習により、基本組手で相手の体に隠れていた極めの形がよくわかり、特に一本目の極めのセイシャン立ちが崩れていることが良くわかった。床が、幸い四方形の木製パレットが敷き詰めてあり、よく脚、指の位置がわかる。
   
   

第118回月例稽古ーーー2024年12月28日 新宿コズミックセンター

会場はコズミックスポーツセンターの第二武道場でした。壁に日章旗が掲げられた板張りの広い道場です。参加者は3名。準備体操、ストレッチを時間をかけて行いました。年末年始に向けて絶対に怪我をしないと言う思いからです。

身体が温まったのを確認してからその場突きにその場蹴り、次いで順突きに逆突き、更に飛び込み突きに流し突きと言ういつものメニューを小休止を挟みながら行いました。形のほうは五十嵐先輩の号令のもと平安初段から5段までとセイシャンとを順番を確認しながら1回、通しで1回やりました。

これで終わるのかと思いきや五十嵐先輩の号令のもと基本組み手の1本目の攻撃の動き、そして受けの動きを移動の順突きの要領で道場をいっぱいに使って行いました。早めに稽古を終わって忘年会をやることを期待していたのですが12時まで目一杯の稽古納めでした。 
   

第117回月例稽古ーーー2024年11月16日 新宿コズミックセンター

暑すぎた夏もようやく去り、急速に秋の彩りになったが、日本の夏は確実に地球温暖化で、亜熱帯化している。 

前回通り、形は平安5段とセイシャンを行った。基本組手は、1本目と2本目に取り組んだが、2本目に課題がある。体さばきをしながら下段流し受けで足刀ををさばき、背刀と手刀で同時に背部打ちに移るところが難しい。セイシャンの最後の掌底受けと立ち方は同じだが、すかさず背部打ちに移行するときに、一瞬技に間が生じる。
先達が、転位・転体・転技と説いたもので、つくづく身に沁みる。

ストレッチ運動について、篠ケ谷さんが、興味ある題材を持ってきてくれた。拳友会会報に田鎖師範が、”空手道再開のステップについてを” とストレッチ運動を解説したものである。いまは、真向法をベースにしているが、これを参考に取り入れも図りたい。
   

第116回月例稽古ーーー2024年10月5日 大久保スポーツプラザ

 久方ぶりに雨が降りしきり、秋霖とでもいうのだろうか、ようやく秋の気配が感じられた。

今日は、平安五段、セイシャンの形と基本組手一本目、二本目を行った。セイシャンの途中で、どこで気合いを入れるかが論議になった。協議した末に、一か所のみ、三日月蹴りのあとの中段突きで気合をいれることと判明した。そういえば、コロナ禍でマスクを着けて気合を発しない練習をしていたので、気合に対し疎かになっていた。
飛鳥師範からは、気合いに対して、以下のような教えがあり、思い返して練磨に努めなければならない。

「気合い」とは何を意味するのでしょうか?次の二つです。
 ①目的に向かって集中させる精神

 ②集中力のこもったときに発する掛け声

今回は、②の声出しの方で、①の気力集中の方は後日取り上げましょう。「声出し」「掛け声」などの「気合い」は、どんな音声を発しても気合いが乗るのならいいのだと思われがちですがそれは違います。古くから一定の決まりがあって、次の三つの発声音とされていました。
  () エィ(中間気息の気合い)
  () ヤァ(長い気息の気合い)
  () トォ(短い気息の気合い)
当然ながら呼気(吐く息)で発する音声で、()()は終わりを鋭く使います。空手道の場合、形でも組手でも「気合い」を発する行為は大切で、()()をどの場面で用いればいいのか工夫が必要です。この発声音は、武道長年の歴史と先人苦労の英知から定着したもので、美しい振る舞いや気品ある行動の一環とされます。一段と上の位を目指すには、「気合い」一つ疎か(おろそか)にしない心構えが肝要です。練習や試合で、集中心を生む効果が大きく身体発達にも繋がるからです。

   
   

第115回月例稽古ーーー2024年9月21日 大久保スポーツプラザ

ようやく残暑も、一段落した。今日は、稽古の後、新宿での暑気払いとカラオケが控えている。うれしいことに、吉澤さん(H4入学)が、わざわざ宇都宮から出向き参加してくれた。

本日の稽古は、先月同様に 、平安初段から五段まで通して行いセイシャンの形を丁寧に行ったあと、久しぶりに基本組手1本目と2本目を行ったが、あいがまえからの間合いの取り方が、うまくいかない。やはり、空手の稽古は、時折り対面で行うことが必要と感じる。
   
   

第114回月例稽古ーーー2024年8月25日 大久保スポーツプラザ

立秋を過ぎたら残暑らしいが、今年は執念深く酷暑が居座っており、稽古前に、すでに一汗かいた。本日の稽古は、五十嵐先輩の指導のもと、先月同様に、平安初段から五段まで通して行い、そのあと指導をまじえてセイシャンを行った。

この月例稽古の楽しみは、汗をかいた後の、飲み屋で歓談しながの一杯である。学生時代の空手と異なった意外な顔も見えてくる。先輩は、高校時代は水泳部だったという。とうとうと泳法を科学的に述べ、オリンピックの水泳選手を分析する。自ら三陸沖の沖まで泳ぎ、海の温度差で、黒潮と親潮の境を感じ、今では温暖化で、その境がかなり北上しているという。じつに歓談が楽しいひとときである。
   
   

第113回月例稽古ーーー2024年7月27日 新宿コズミックセンター

日本列島を酷暑と豪雨が同時に襲っており、亜熱帯化している。すさまじい猛暑に、つい寄る年波で月例稽古に気後れするが、学生時代の鍛錬を思い出し、また同じ世代で稽古していることで、体にムチ打ち稽古場に向かう。小田急のコロナ前に戻った満員電車で立ちっぱなしで揺られ、もう8割がたの乗客はマスクを付けていない。

本日の形の指導は、五十嵐先輩である。まず平安初段から5段まで、通しで行う。流石に昔取った杵柄で、全員自分の間合いで淀みなく行う。
次は奥の深い形のセイシャンである。この形は、中間の右上段受け縦セイシャン立ちまでは、ゆっくりと極めを行い、そのあとは通常の形のスピードと同様にリズミカルに行う。
五十嵐先輩は、この部分で分断して指導を行い、前半の横セイシャン立ちでの受け、両肘を引き上げての一本拳での上段肘受けなどに集中できた。
   
 

第112回月例稽古ーーー2024年6月30日 大久保スポーツプラザ

梅雨とはいいながら連日の猛暑であったが、今日は久方ぶりのけむるような雨であった。しかし、うだるような暑さであり、体がだるくつい怠け心が出る。師範は、自主トレが大事とウエイトリフティングを含めた自主的稽古を毎日自分に課していると言われる。 凡人には実践しがたく、このような集団での月例稽古だから、これまで継続できたものである。

本日の稽古指導は、三宅さんであり、平安の初段から三段、そして五段を行い、技の意味を丁寧に講義してもらった。
疲れ切った体には、稽古後のビールがひときわ美味い。
   
   

第111回月例稽古ーーー2024年5月25日 新宿コズミックセンター

5月の武道場の予約はできなかったが、直前で空きがでて、しかも支部役員会の午前中という好条件での予約が成立した。西早稲田での稽古の後は、そのまま西新宿の栄寿司に移動できた。 

本日の稽古は、五十嵐先輩よりセイシャン、三宅さんより平安5段と基本組手1本目、2本目の指導を受ける。目新しい指導のポイントは、高齢化に伴う姿勢の矯正である。誰しもが、高齢化とともに前かがみになっていく。それを矯正するためには、みぞおちを突き出すようにすることだと教えられる。たしかに姿勢矯正のために胸を張ると、腹筋が緩んでしまい理にかなっている。
稽古の後は、支部役員会、宴会、カラオケと10時から17時まで空手行事でいっぱいである。
   
   

第110回月例稽古ーーー2024年4月6日 大久保センター

土曜の練習だったが、電車は平日の通勤時レベルまで混み、久しぶりのラッシュアワーを味わった。桜満開も重なったためだろうか。コロナは、表面的には沈静化したらしく、コロナ以前に戻っている、この月例稽古の場所予約も、現時点では5月、6月とともに確保できていない状況にある。 
今日の稽古は、久方ぶりに平安初段から5段までを通して行った。やはり、空手部に入部し、半年以上も繰り返し厳しい指導を受けた平安2段と、12年前にこの月例稽古で、平安の集大成が5段と繰り返し練磨し始めたこれら2つの型が、ひときわ深く身についている。
私が、剛柔流の町道場に行ったときに、体に染みついた技法で、逆に厄介な思いをしたことがある。和道流では上段受けを頭上まで充分に受け流すが、剛柔流では頭の端で止めるので、何十年たっても学生時代の練習で覚えた体が反応し苦労した。形は、体で繰り返し反復するものと再認識する。
   
   

第109回月例稽古ーーー2024年3月10日 新宿コズミックセンター

春らしい明るい陽射しだが、まだまだ張り詰めた冷気が漂って入り、寒さが身に凍みる。
この月例稽古は、2012年3月に開始し13年目に 突入した。今月発刊予定の拳友会会報に12年間の月例稽古の軌跡、足跡が掲載さ
れる。
今日は、寒さでかじかんだ体を充分に解きほぐすストレッチを含めた準備体操を入念に行い、形は五十嵐先輩の指導で、セイシャンと平安五段を行った。基本組手は1本目と2本目であった。
   

第108回月例稽古ーーー2024年2月4日 新宿コズミックセンター

気象庁より、明日は近年まれなる大雪との警報が発表され、交通機関にも支障が出るとのである。今日も鉛色の寒々とした空だが雪が降らないだけ良しと しよう。

本日の稽古では、久々に三宅さんの指導を受ける。オリンピック対策本部の特別顧問を務めたせいか、空手を見つめる大局的な見地と武道としての技の指導がみられ、新鮮さがあった。接近戦での極め技の説明と実践が素晴らしい。
形は、平安4段と5段を行い、基本組手は、1本目と2本目を行った。
稽古の後の宴は、新年会の余韻もあり、課題などに花が咲きおおいに盛り上がった。
   
   

第107回月例稽古ーーー2024年1月28日 大久保スポーツセンター

寒気団が到来し、寒風に晒されながら家を出る。稽古場に向かう小田急線は、日曜だが満員で座れず通勤時代を思い出し、疲れを感じる。
しかし、今日参加してくれた岐阜在住の関根さん(S56工)は、まだ役員の要職にいながら上海から昨日成田に着き、昨夜この稽古メンバーと飲み、 ホテルをチェックアウトした足で稽古場に着いており、驚くべきである。

稽古は、セイシャンを丁寧に繰り返し練習を行い、平安5段は、前回の上段交差受けの論議を行った。両引き手は行うが浅くするとの結論である。基本組手は、1本目と2本目を行う。やはり、2本目の極めがうまくいかない。相手の太ももを膝で制しながら、右一本拳背刀と同時に左手刀を脾臓に打ち込むところであり課題である。
稽古の後は、さあ新年会と二次会だ!
   
   

第106回月例稽古ーーー2023年12月3日 大久保スポーツセンター

今年も、コロナ禍、稽古場改修などいろいろあったが、今日無事に1年の締めの稽古を終わることができた。
基本の後は、セイシャン、平安5段の形、そして久方ぶりに基本組手の1本目と2本目を行った。平安5段の下段交差受けの次の動作が論議の的になった。下段交差受けの後は、両引き手から上段交差受けに入ると思っていたが、胸元で手刀に変えてからの上段交差受けが正しいとのことである。
これは稽古後に、ネットで調べたが、他流派では確かに胸元で手刀に変えてからの上段交差受けの形であったが、飛鳥師範の教えでは下写真の通り両引き手である。恐らく上段交差受けを力強くするために両引き手と思うが次回の課題にしたい。

稽古後の歓談では、現役学生の試合状況について話した。10月15日に東北大学空手道選手権と崇武館大会が重なり、崇武館大会に出場している。試合結果は、個人戦は、男女ともに優勝、男子団体戦は準優勝、形は、女子2名が3位と好成績であり、再建の芽が出てきたようだ。東北大学空手道選手権では、決勝は東北福祉大学と弘前大学であり、国立大学でも充分に戦えるはずだ。 
   
     

第105回月例稽古ーーー2023年11月26日 大久保スポーツセンター

今日は急に真冬並みの寒さとなり、稽古場への道すがら寒風に吹きさらされ、体がコチコチにこわばった。準備体操で、充分に念入りにときほぐす。 

セイシャンの形は五十嵐先輩に、平安五段は三宅さんに指導を受けた。
セイシャンは、上段肘受けに難がある。一本拳を胸上で止め、両肘を持ち上げるが、肘が上がらず、つい手首が曲がってしまう。
平安五段では、随所で攻撃に対して正面から抗するのではなく、体でさばき、流すと同時に攻撃する解説を受ける。また当初の半身猫足立ちにはいる構えは結び立ちであり、平安四段での横蹴り前の構えは、閉塞立ちになる。平安四段で、結び立ちで横蹴りに入るのは困難であり、このような構えになるとの説明になるほどと感じる。

稽古の後の飲み会では、新年会開催の概要が決まった。1月28日に10時から月例稽古を行い、12時半より新年会を行う。今年は2次会の時間をたっぷりと確保できる。 
 
   


第104回月例稽古ーーー2023年10月7日 新宿コズミックセンター

あまりに厳しすぎる残暑は、今週が変曲点のように初秋を感じさせる気温となり、空手の練習にはもってこいである。しかし、常連メンバーの二人が仕事で欠席の上に、直前にもう一人の先輩からコロナ感染で欠席との連絡があった。二人だけの参加となりそうで、準備体操を二人で行い、そのあとは自主練習にしようと思った。2017年の第56回稽古も、林先輩と二人で行った記憶がある。しかし、当日に川村さんが参加してくれて3人となり、有難いことに通常の稽古が実現した。

いつもの通り、基本稽古の後、セイシャン、平安五段の形、基本組手1,2本目を行った。そこで、ここしばらく論点になっていたセイシャンでの左掌への三日月蹴りの軸足の使い方を論証した。凡人の空手レベルでは、縦セイシャン立ちを保ったままでは、力強い三日月蹴りはできない。
篠ケ谷さんが、和道流開祖の大塚最高師範の本を持ってきており、連続写真を追った。軸足は縦セイシャン立ちから指先を相手に向ける程度に踵をいれて、三日月蹴りを行った後に縦セイシャン立ちに戻ることが判明した。回し蹴りのように踵を入れすぎないことも肝要である。

稽古の後は、いつもの通り一杯であり、やはり学生時代の厳しい練磨の日々の話に花が咲いた。

   

第103回月例稽古ーーー2023年9月10日 新宿コズミックセンター

残暑とは名ばかりで真夏日が続き、コロナ禍の懸念も吹き飛び電車は満員状態で、ようやく稽古場にたどり着いた時点で疲労困憊である。しかし、今日は、はるばる遠く沼津から太白さんが駆けつけてくれ、発奮した。これまでコロナ禍で参加できず、実に3年半ぶりの月例稽古である。
今日は、セイシャン、平安五段に加え、基本組手1本目と2本目を行った。いつものように、一連の形を繰り返すのではなく、一つひとつの技を論議しあいながら練磨した。
セイシャンは、やはり立ち方が大事で、縦と横のセイシャンの足位置、腰の入れ方を丁寧にレビューする。セイシャンの形にとどまらず、基本組手1本目でも、縦セイシャンは構えの時の立ち方となり、極めでも変形の横セイシャン立ちになる。2本目では極めのところで、相手の右膝脇を制するように立つことが肝要である。
平安五段では、一つの技が、相手のどんな技を想定したかを掘り下げて話す。両手での上段肘受けは、左右同時に上段を突いてきた場合の受けであり、実際に片手で上段突きを受けてみると、力の入れ方がよく理解できる。
論議が進み、非常に実りある一日であった。帰りは、いつものように、飲み屋で生ビールのあとは、赤ワインマグナム(ボトル2本分)を飲み干し、おおいに語る
   
   

第102回月例稽古ーーー2023年8月19日 新宿コズミックセンター

暑さ、寒さも彼岸までといいお盆を皮切りに気温は下がっていくものだが、地球温暖化で気候が狂い出し、まだ人体に近い気温に包まれ、コロナ禍も一段落し電車は混み合い立ちっぱなしとなり、練習開始前につい弱音が出る。
今日は、五十嵐先輩の指導のもと、先月同様にセイシャンと平安五段の形を行った。セイシャン立ち、中段受け、中段逆突きの一連の動作を、反復練習する。
平安五段では、体を回転した後の右下段払いの次の技が曖昧であり議論になる。左中段払いとなるが、立ち方が問題である。皆で話し合った後、篠ケ谷さん手持ちの教本が決め手になった。左中段払いと同時に左足を引き寄せて払いの威力を増し、自護体立ち(八字立ち)となるのである。地味な繰り返し練習の中にも新たな発見はある。
久しぶりに基本組手1本目を行ったが、流石に昔取った杵柄であり、きっちりと極まる。
   
   

第101回月例稽古ーーー2023年7月30日 大久保スポーツプラザ

連日36度を超す記録的猛暑であり、 新大久保駅からスポーツプラザまでのたかだか10分間の道のりも辛い。プラザ内に入ると冷房がギンギン効いてほっとする。しかし、学生時代を思い返すと、冷暖房設備など全くない古びた木造の道場で練習していたもので、贅沢極まりないことである。
その場突き、その場蹴り、移動の基本は、篠ケ谷さんの指導で入念に行われ、汗が噴き出す。
続いて、五十嵐先輩指導によりセイシャン、平安五段の形の練習が行われ、体調が戻らない私は、促されて平安五段の形に加わった。久しく、強い突き蹴りを控えていたが、想定外に体は動き、筋肉疲労も残らなかった。集団で稽古し啓発されることの重要さをつくづく感じる。こうして、この月例稽古も、100回のトキを刻んできたのだ。
   
   

第100回月例稽古ーーー2023年6月25日 新宿コズミックセンター

今回で記念すべき第100回目の稽古になった。振り返るとこの3年間はコロナ禍に見舞わられ、稽古場が使えない期間もあったが、そ
れにめげず やり通した。下の写真の通り、月例稽古を始めたのは2012年3月31日であり、既に12年以上継続してきた。

形は、下記の9つを行ってきた。
・平安初段~五段 ・ナイハンチ ・セイシャン ・クーシャンクー ・チントウ
基本組手は、和道会の1本目と2本目、飛鳥師範組手も1本目と2本目である。

「空手は湯の如し 絶えず熱度を与えざれば元の水に還る」と言う先達の言葉通り、とにかく継続していきたい。
   
   

第99回月例稽古ーーー2023年5月28日 新宿コズミックセンター

先月に引き続き、三宅さんの指導を受けた。懇切丁寧に平安五段の一つひとつの技の意味が説明された。相手に技を出させて、それを受ける説明は基本組手にも似て、非常に説得性がある。また、どうしても技を繰り出す時に力がはいるが、脱力して、最後に極めるのも体現してくれた。

この月例稽古は、これまで12年間98回行ってきたが、篠ケ谷さんより、出席率が発表された。
浅間90回、林先輩72回、篠ケ谷さん68回、三宅さん60回、武末さん43回、佐藤先輩36回、工藤さん36回、五十嵐先輩33回、故小田原先輩15回、太白さん15回である。
 私は、還暦を過ぎてから始めたが、よくぞこのように続いたものである。
   
   

第98回月例稽古ーーー2023年4月16日 大久保スポーツプラザ

武道場の改修工事で、2.3月が休みとなり、きょうは3ケ月ぶりの稽古である。稽古前に、手塚先輩に哀悼の意を表して黙祷を行った。
 
 思えば、空手道部で、私の二年上の先輩である手塚先輩は、数々の偉業を成し遂げた。昭和四十五年の東北地区大学総体では前人未到の個人優勝を果たし、更に第一回世界選手権大会では日本代表に選抜され、チームは三位入賞している。 昭和五十一年の和道流全日本大会では、OBとして私も同じ拳友会のチームに参加させていただき、先輩の旺盛な闘争心と統率力を目の当たりにした。

 多忙な教職に在り五年間の空手道のブランクがありながらも、先鋒としてすべて圧倒的強さで勝ち抜いた。チームは準決勝で敗れたが、アメリカとの三位決定戦前で、ここで真価を問われると私どもを鼓舞し、即自ら一本勝ちをしてその勢いに乗り三位入賞を果たしている。手塚先輩は、本大会で最優秀選手賞に輝いた。

 本日の稽古では、セイシャンの五十嵐先輩の指導に加え、久々に三宅さんの指導を受けた。平安5段は平安の形の集大成として行い、総じてその上のナイハンチ、更に上にセイシャンを位置づけて稽古を行った。

この月例稽古は、6月に第100回目を迎えるので、総会の行事に合わせて、盛大にやりたい。

 
 

第97回月例稽古ーーー2023年1月22日 大久保スポーツプラザ

今季最低の気温の中、寒風をついて、新宿の稽古場に向かう。来月、再来月と2カ月間、武道場の改修工事が行われ、月例稽古が行えないので、新年の稽古始めでもあり貴重な一日と感じる。

稽古は、セイシャンの形に重点を置き、前月と同様に、五十嵐先輩の指導を受けた。背刀上段外受け時は肩甲骨を狭め、一方次の手刀下段払いでは肩甲骨を広げるという説明は新たな発見でもあった。

やはり課題は、四股立ちからの三日月蹴りである。師範の動画を解析すると、下写真の通り、四股立ちから縦セイシャン立ちに移行しその姿勢を保ったまま、三日月蹴りを極める。驚くほどの蹴りの重さと股関節の軟らかさである。私たちの蹴りは、腰が入らず掌に触れる程度である。

もう一つの課題は、始めの踏み出す一歩が横セイシャン立ちの形に捉われ、両腕の形が浅く入ってしまうことである。下写真の通り両腕は、深々と入っている。
稽古の最後は、平安の初段から五段までとナイハンチを通して行った。次回月例稽古は、4月になる。

   
   


第96回月例稽古ーーー2022年12月24日 大久保スポーツプラザ

今年最後の月例稽古になるが、20123月に開始し10年以上も続け、96回目を迎えた。

今日は、五十嵐先輩の形のご指導を受けた。五十嵐先輩は、20187月に初めて参加しほぼ皆勤である。本格的な絵の大作を描き新制作展に入賞を重ねる一方、空手の自主練習にも取り組まれておられる。セイシャンの形の指導では、最初のセイシャン立ちの入り方、下部への突き、後半の順突き突っ込み立ちでの下段突き(写真)、前半と後半でメリハリをつけるなどの指導をいただいた。漫然と自分のペースで形を繰り返すのではなく新たな刺激になった。

最後に今年の締めとして、平安初段から五段まで通して行った。稽古後は、今年のコロナ禍でも精一杯月例稽古をやり切ったことに乾杯である。

   
   

第95回月例稽古ーーー2022年11月6日 大久保スポーツプラザ

今年もコロナ禍に見舞われたが、1月に新年会と稽古を合わせて行おうとして武道場を確保できなかった以外は、今月まで毎月行ってきた。このまま続ければ、来年4月に節目の第100回の稽古に臨める。
今日は、いつものピンアン、ナイハンチに加えて、久しぶりにセイシャンを行った。やはり、四股立ちの裏拳打ち(下写真)からの三日月蹴りが難しい。

前蹴りと回し蹴りの中間軌道であり、全く腰の回転がままならず威力がない。裏拳打ちの手が相手に掴まれたことを想定し、その手を三日月蹴りで攻めるものだが、上半身が固定され蹴りが触れる程度になり、更なる練習を要する。

稽古後は、いつもの通り、慰労会である。そのときに飛鳥師範主催の崇武館空手道選手権が2年ぶりに行われ話題になったが、その挨拶のお言葉を読み、心打たれた。
ご自分の空手道人生は、“斃(たお)れてのち止む”との言葉が相応しいと述べられている。出典の「礼記」では“俛焉(べんえん)として日に孳孳(しし)たる有り”との前の語句がある。“努め励み日々休みなく修業して、死んではじめてやらなくなる”という意である。まさに、畏敬の念の生涯現役求道家の空手道人生である。

   
   

第94回月例稽古ーーー2022年10月16日 大久保スポーツプラザ

基本稽古のあとは、形を入念にやるために、移動稽古を省いた。形は平安初段から五段までとナイハンチを行った。 基本組手は前月通り に一本目と二本目である。

参加平均年齢は、73歳でつい負荷の大きい稽古は避けがちだが、先般スマートニュースで山形放送(YBC)の飛鳥師範の空手に取り組む姿勢の記事を読み、おおいに反省しそして感動した。

組織のトップに立てば、それまでの蓄積とカリスマ性で取り組んでいくのが一般的だが、日々鍛錬を怠っておらず、「練習の出来なかった日は悔やまれる」と仰っていた。 仰天したのは来月87歳になられる師範の動画を観たときである。巌のような体で俊敏な技を繰り出し、いっこうに衰えていない。
まさに、「空手は湯の如し 絶えず熱度を与えざれば元の水に還る」である。
   
   
   

第93回月例稽古ーーー2022年9月18日 大久保スポーツプラザ

観測史上4位の大型の非常に強い台風は、まだ九州だが、その影響を受けてこちらもバケツをひっくり返したような激しい雨である。余裕を見て出たつもりだったが、小田急線も副都心線も大幅な遅れが生じて、なんとか開始時間直前にに武道場にたどり着いた。

いつもの平安初段から五段までの形にくわえ、ナイハンチの練習を行なった。平安は繰り返しの練習でしっかり身につけているが、ナイハンチは、流れで行っており、一動作ずつの演武は難しい。和道流の基本組手一本目と二本目も行ったが、これらはさすがに、学生時代にとった杵柄である。

稽古後の宴は、この超大型台風接近により、残念ながら中止とした。帰りの西早稲田駅で、東西線が飯田橋近辺で冠水し、運行取りやめなどの報が流れ、這う這うの体で帰った。

この月例稽古は2012年3月に開始しもう第93回となり、第100回を迎えたときには、盛大に参加者を集めて行いたいとの協議があった。
   
   


第92回月例稽古ーーー2022年8月21日 大久保スポーツプラザ

本日の稽古前に、正座して飛鳥師範のご子息、康弘さんのご逝去を悼み、黙祷を捧げた。私には、飛鳥父子鷹の鮮烈な思い出がよぎった。

1992年の第47回国体が、故郷で行われた時のことである。飛鳥師範は、国体対策本部長として、県の空手道競技の重責を担っており、結果として山形県は空手競技史上最高の得点で優勝を果たした。

そして、康弘さんは重量級の県代表として、決勝に進んでいた。相手は、千葉の国分選手で、間を巧みに操り一瞬で間を詰め、上段逆突き、足払いなどを繰り出してくる強豪だ。

国分選手は、満を持して研ぎ澄まされた回し蹴りを繰り出してきた。康弘さんは、それを側方に払い、背面に突きを極め、突きは通常1ポイントのみだが、背面であり見事2ポイントとなった。これで、国分選手は気勢をそがれ、パワフルな空手も鳴りを潜めて、敗れ去っていった。

私には、基本組手のような防御即攻撃“後先の手”と思えたが、師範からは、「相手の得意技を誘い、出させたのだ」とのご説明があった。なんと奥深いものであろうか。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

   
   

第91回月例稽古ーーー2022年7月9日 大久保スポーツプラザ

その場突き、その場蹴り、移動稽古から始め、形は、平安初段〜五段までを一通り行い、セイシャンをマスターすべく、飛鳥会長の録画を見ながら、繰り返し練習し、丁寧におさらいしました。
稽古後は、サイゼリアにて、それぞれの夏合宿の思い出を語りつつ、十数年の先輩後輩の時空の隔たりを感じないほどに、意気投合した時間を過ごすことができました。
今日は彦根から関根さん(S56工)が参加してくれました。出張のついで顔を出してたのです。この稽古への参加は2回目です。
現在、関根さんは部下300人を束ねる責任ある立場に就いています。久しぶりの稽古で脚がパンパンになったとのことでしたが、稽古後のビールを飲みながら関根さんは言いました。
「あの時があったから今がある!」
巻き藁突きのこと、鼠ケ関合宿での砂浜特訓などそのころは伝統的に厳しい指導があったとのことです。
   
   

第90回月例稽古ーーー2022年6月19日 大久保スポーツプラザ

ここしばらく練習メニューが固定されつつ、マンネリ化しているので、今日はひさびさに”セイシャン”に取り組んだ。前半の静の動きでは、セイシャン立ちで前に進むところが初々しく感じられる。一転して、縦セイシャン立ちのスピードある中段連突きからのスピードある技からは、ぎこちなくなってきている。

セイシャンの形は、数年前に励んでいたものだが、先達がご指摘した 【空手は湯の如し 絶えず熱度を与えざれば元の水に還る】のお言葉通りであった。
この10年以上にわたる月例稽古で培ったチントウ、クーシャンク―の形も、再度思い出しながら取り組んでいきたいものである。
 
   
   


第89回月例稽古ーーー2022年5月22日 新宿コズミックセンター

先週と同様に、形は、平安にナイハンチを加えて行った。引き続き基本組手として1本目、2本目、飛鳥師範の1本目を行った。
基本組手でそれぞれに特徴ある技が含めれていることに改めて気付き、武道に近いものだと感じた。それらは、一本目の中高一本拳、二本目の人指高一本拳、飛鳥師範の一本目の中高一本拳である。

4年前の合宿講習会で重い、鋭い、軽い技などの表現が、科学的に解明されていることを学んだ。吉福氏の著書では縦軸が衝撃力(kgw)、横軸が時間(ミリ秒)で衝撃力曲線が測定され、その積分値が力積となり、ダメージの大きさを表す。一本拳は、軽い技で時間の持続性は短いが鋭い。
一本拳は、当たる面が少なく、衝撃力が大きいので指関節を鍛えなければならない。若かったら、指立て伏せ、砂場での一本拳、貫手などに励み指関節を鍛えたいものだが、時期は逸している
   
   
   


第88回月例稽古ーーー2022年4月10日 新宿コズミックセンター

形は前回同様に、平安の初段から五段までを行い、更に久方ぶりにナイハンチを行った。学生時代に繰り返し行った形であり、これは体が覚えていた。
基本組手は前回と同じ課題が残った。2本目で足刀を体捌きと下段流し受け手で捌き、すかさず背部に右背刀と左手刀を極めるところが、対裁きで一瞬の間が空く。ここは、繰り返し練習が必要である。

コロナのまん延防止措置が解除されたので、稽古後 生ビールで乾杯の後、マグナム赤ワインを飲む。ロシアとウクライナに駐在した五十嵐先輩の体験談に基づき、久方ぶりに熱のはいった論議になった。
   
   

第87回月例稽古ーーー2022年3月20日 大久保スポーツプラザ

平安初段から五段までを行い、今日は基本組手の練習を取り入れた。やはり形と違い、対面になると一味違う。
和道会の組手1本目と2本目を行ったが、二本目の足刀を体裁きで払い、すかさず一本拳背刀と手刀を打ち込むところがなかなか一連の動作にならない。
最後に飛鳥師範直伝の基本組手一本目を行ったが、「崩して」回して」「落とす」までのが行使する一連の技法とならず、最後の相手の右足を制し、上顎部に掌底で当てるところも、下写真の通り、全く極まっていない。 もう一度、ご指導受けたポイントを下記に述べ繰り返し練習したい。

【捕身】
・後足から受身の右外側に身を躱すように進み出ながら、右背手で上段突きを受け流し、同時に左中高一本拳にて受身の右脇腹 を突く。
・間を置かずに、右足を踏み込み右膝脇を制し、受け流した拳で受身の右腕を下方に降ろしつつ左手掌で撃ち落とし、右掌底をもって水月に当てを極め、更に下顎を打って上体と顔面を反らす。
   
   
   


第86回月例稽古ーーー2022年2月27日 大久保スポーツプラザ

まん延防止措置が延長されており、今月予定していた新年会代わりの懇親会は中止したが、月例稽古は開催した。

今日は、現役に近い佐野さんに、平安の初段から五段までを中心にして稽古の指導を受けた。さすがに若く基本稽古では「その場で呼吸を整えて」ばかりでやや疲労気味となり、久方ぶりに「小休止」を待っていた。これまでなかった連続順突き、逆突きの腰の移動稽古はなかなか良かった。

佐野さんは、一人で形の稽古を行い、それをスマホの動画に登録しており、曖昧ところはチェックしていた。10年前にビデオに録画し、それを編集してDVDに焼き付けて稽古参加者に配ったが、いまは手軽にできるので、活用していきたいものである。

来月は、基本組手の1本目と2本目、飛鳥師範の組手1本目にも取り組んでいきたい。 

   
   
   

第85回月例稽古ーーー2021年12月5日 大久保スポーツプラザ

コロナは一時的なものかもしれないが鎮静化しており、今年最後の月例稽古が実施でき、オリンピックでの大役を務めあげた三宅さんの久々の指導を受けた。

平安3,4段に丁寧に時間をかけて、実際に相手に攻撃させての解説は説得力がある。下写真は、平安3段での肘受け、拳槌横打ちであり、たしかにタメがなければ肘受けも有効にならない。

それから、本日は実に嬉しいことに、30歳の若者が稽古に参加してくれた。平成21年工学部入学の佐野雄気さんである。社会人になってからも格闘技ジムに通い、出身地の野球チームにも属し、試合の時には新幹線日帰りで帰郷するとのことである。 元気溌剌の若者である。

稽古後の飲み会では、月例稽古を月2回に増やす提案に対して、まだコロナ禍が収束しておらず時期尚早だが、殆どの者が賛成した。月例稽古は2012年3月よりはじめており、まもなく9年になる。
   
   
   
     

第84回月例稽古ーーー2021年11月20日 大久保スポーツプラザ

昨年3月からコロナ禍で月例稽古が中断し、ようやく非常事態解除となった昨年10月に稽古を再開したが、即またもや非常事態となり、実にそれから1年ぶりの稽古になった。

これだけのブランクがあり、丹念に長く準備運動を行い、「準備運動だけで疲れた」との声も出た。平安の初段から五段までを行ったが、順番と動作は、学生時代の猛稽古のせいか体にしみており、驚くほど正確であったが、流石に極めは不十分であった。

久しぶりの稽古に、武末夫婦も、子供とともに参加してくれた。奥さんも空手二段であり、1歳5カ月の子供が前蹴りを行い、皆からは拍手喝采である。空手仲間から、遅ればせながら出産祝いをお渡しした。

稽古の後、三宅さんから、全空連のオリンピック対策部に籍を置き下記の4つのミッションが一段落したので、その講話があった。(下写真)4年間、全空連に務めております。

①関係団体に関わる業務ーーJOC,WKF(世界空手連盟)等や各国空手連盟等との通信、連携
②支援企業に関わる業務
③大会等に関わる業務
⓸広報活動 
     
   


第83回月例稽古ーーー2020年10月11日 新宿コズミックセンター

本稽古は、20123月に定年を迎えた者が中心になって始めたものであり、今年の2月で8年間継続したが、このコロナ禍で3月から7カ月間も中断した。

しかし、ようやく東京都が10月から武道場を解放してくれたので、再開できた。
7
カ月間のブランクにも関わらず、それぞれが蹴り、突きの技をきびきびと繰り出し、淀むことなく平安の形、初段から五段までこなした。マスクの着用での稽古は息苦しいが、広い武道場でソーシャルデスタンスは十分にとっている。

やはりこの齢で、7カ月間もブランクがあると、技の劣化状況が気になる。ビデオ録画を後輩に頼み、私は回し蹴りを繰り出した。下写真のように、体幹は保持し骨盤の柔軟性にやや問題あるが、健在のようで安堵した。

稽古の後は、楽しみの一杯である。コロナ対策が最も徹底しているサイゼリアを選んだ。躊躇なくマグナム1500CC赤ワインである。ボトル2本分で1100円と格安であり、最初は不味く感じるが、すぐ酔っ払って味が鈍感になりワインと言う一括りになってしまう。

   
   


第82回月例稽古ーーー2020年2月2日 大久保スポーツプラザ

形はセイシャンを重点的に行い、組手は和道流一本目に取り組んだ。今日は、遠くから太白師範も参加し、その指導を仰いだ。
つくづくセイシャンの形は、大事なものと感じる。基本組手の構えは、これまでは試合の構えと思っていたが、縦セイシャン立ちとの注意を受ける。たしかに、一本目の相手の上段飛び込み突きに対し、斜め後方に“転位”するのは、この立ち方だと容易である。また、上段流し受けを行い、“転体”“転技”で左中立ち一本拳を極めるのも、セイシャン立ちとわかった。これまで、体の中心の軸で廻ることだけと捉えていた。
そして2本目でも、足刀の中段蹴込みに対し、体を落としひねって、右内股を締め寄せるが、これは向きは逆だが、セイシャンの三日月蹴りの後の、猫手の受けのときの技と全く同じである。

形は、そのまま基本組手にも活かされていると改めて感じ入った。
稽古後は、恒例になった陽の高いうちから中華屋でいっぱいである。

   
   

第81回月例稽古ーーー2020年1月11日 大久保スポーツプラザ

新年会に先立つ午前のOB月例稽古も、三宅さんによる新宿の武道場の月ごと予約のお手数をお借りしながら、参加平均年齢が65歳程度ながらも8年間も継続している。

今回は、滋賀県の関根伸二さん(S
56工)がはるばる参加いただき感謝であり、士気がおおいに盛り上がった。彼は、学生時代以来36年ぶりに道着に腕を通したとのことである。初稽古であり、平安初段から五段まで行ったが、大学時代の猛練習で体に技が浸み込んでおり、ついてきたことは驚きである

最後は、飛鳥師範直伝の基本組手2本まで行い、稽古を終えて、新年会に向かった。

   
     
     


第80回月例稽古ーーー2019年12月21日 大久保スポーツプラザ

武末さんの指導で準備体操から始まり基本、移動、形の稽古をおこなった。準備体操では手首及び肘から下のスナップを利かせる動きを3種類取り入れた。

肩から下を脱力し腕全体を振り下ろして拳を少し外にひねりぎみに
決める動き、同様に肘から下を振り下ろし拳を決める動き、そして手首のみをスナップを利かせてひねって拳を決める動き、の3種類である。驚いたのは右腕と左腕とで決めの感覚が全く異なることでした。私の場合、左腕そして左手首のスナップ、決めが利きませんでした。

これらの動きは受け、突きの決めに有効なので今後の稽古の
準備運動に取り入れていきたい。形については平安五段及びナイハンチを繰り返し練習した。(篠ヶ谷記)

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令和元年最後の稽古は、12月21日(土)に、いつもの大久保スポーツプラザにて、5人の参加を得て開催しました。若手の武末さんの指導により、準備体操から始めて、立ち稽古、移動稽古と順に進めていき、形は、平安五段とナイハンチを練習しました。それぞれに程よい汗をかき、体も動くようになり、爽快な気分で終えることができました。
それから、おめでたいご報告があります。武末さんに第一子が授かりました。奥様は妊娠四か月で、出産予定日は来年の6月だそうです。楽しみですね。
最後に、令和2年の新年会を「1月11日(土)午後1時00分から新宿栄寿司西口店」にて開催しますことを改めてお知らせしておきます。  (工藤記)
     


第79回月例稽古ーーー2019年11月30日 大久保スポーツプラザ

オリンピックの全空連対策本部で奔走している三宅さんが、1年ぶりに参加し、久しぶりに平安5段の指導を受けた。128日に全日本空手道選手権が行われる予定であり、多忙な身なのに恐縮である。

今回の指導では、跳んだあとの両つまさき立ちでの十字受けから、上段受けにはいるところで意見が分かれた。左手が右上段受けの支え手か、みぞおちをカバーする添え手にするかである。

稽古のあと、飛鳥師範のDVDで学んだ。右上段受けの際、下写真の通り、添え手であった。平安初段の右上段受けの際の、左手も同様に添え手であるとの解説も拝聴した。

ただし、同じ平安五段の右肘打ちの後の右上段受けは、左手が支え手になる。(下写真)

飛鳥師範のお言葉に「長く続けていれば新しい発見がある」とのご指摘があるが、それを垣間見た感がある。

     
     


第78回月例稽古ーーー2019年10月26日 大久保スポーツプラザ

今日は、武末さんの指導を受ける。形は、セイシャンの一つ一つの技の攻撃に対する受けの丁寧な説明を受ける。

ところで、先月飛鳥師範の基本組手2本目のの捕身の右膝脇を制するところを、右肘打ちだから、制しない方が自然であるとの意見が出た。

武末さんとやってみたところ、右膝脇を制しないと、簡単に捕身の膝で逆に崩される(下写真)

飛鳥師範のホームページの20139月のワンポイントレッスン「空手道詳説(3)」に掲載されている。江戸時代初期のころ、中国で創始された“白鶴拳”の拳法四十八勢図の保身の右膝脇を制する絵が掲載されている。

http://sohbukan-karatedo.sports.coocan.jp/lesson/lesson2013/lesson201309.pdf

「小さいものが鴛を抱くような如きに抱きつけば、力あるものでも羽を抱いて是をひねってしまい一敗を喫する」との添え書きで、是非参照ください。

   
     


第77回月例稽古ーーー2019年9月29日 大久保スポーツプラザ

今日は、沼津からわざわざ参加いただいた太白師範の指導を仰ぎ、特に形の丁寧な指導を受けた。これまで苦手な部分の多かった平安3段と4段の細部を克明な説明を受け、セイシャンにかなりの時間を費やした。

セイシャン立ちの基本を徹底する。足幅は自護体立ちで、前足のかかとと後ろ足のつま先が一直線上となる。縦セイシャンへの移行も行う。

飛鳥師範直伝の基本組手も行ったが、一本目の左中高一本拳で決めるところが、セイシャン立ちであるが何度も太白師範から注意を受ける。転位、転体、転技を伴うものでなかなか難しい。

2本目は、右足で受身の右膝脇を制し、右肘打ちを決めるとことで、メンバーからは右膝脇を制しない方が、自然で相手の体を崩せるとの意見がでる。議論を交わすことは重要だ。

今日は、初めて3本目にも取り組んだ。

     
   

第76回月例稽古ーーー2019年8月17日 大久保スポーツプラザ

剛柔流の三段受け払いを基にした上段、中段、下段受けの移動稽古を行ったが、全員円滑になってきた。武末さんが、現役学生の合宿に参加したところ、受けは9つあり、 それを学び早速披露してくれた。

本日の形は、武末さんの牽引してくれ、平安初段から五段まで一通り満足できる練習となった。

休憩時間に、私が真向法のストレッチを行ったが、自分でも驚くほど柔らかくなった。この月例稽古のお陰でストレッチの習慣が根付いている。
最後に、飛鳥師範直伝の基本組手2本目を行った。相手の中段突きを払い流した後、左手掌で相手の胸前まで押し崩し、右肘打ちを相手の脇腹に打ち込むが、崩しと肘打ちを打ち込む隙間の兼ね合いがかなり難しい。
     
     


第75回月例稽古ーーー2019年7月21日 大久保スポーツプラザ

川村さんが半年ぶりに参加してくれた。まだ、現役であり多忙の身だが、間が空いても参加していただけることは、有り難い。

基本では、前回行った剛柔流の三段受け払いを移動を加えて行った。相手の技に応じて上段、中段、下段払いをきっちり行う基本も新鮮味があって 良い。
和道流の基本組手は、転移・転体・転技を特徴とするが、基本の3つの受けのみの組手は、間合いと受け技の点検ができる。
更に飛鳥師範伝授の基本組手一本目を行ったが、次回は2本目に入りたい。

平安の形の練習では、初段から5段までを行ったが、4段の途中から5段の動きにはいる過ちを犯した。それに気づかず、5段に入ってから、その動作にはいり気付いて修正したが、多いなる反省である。
     
     

第74回月例稽古ーーー2019年6月16日 大久保スポーツプラザ

今日は、あいにく稽古指導の三宅さん、太白さん、武末さんのいずれも都合悪く欠席のため、私が終始リードした。
つい、夢中になって稽古中の写真を撮り損ねた。

基本に、剛柔流の約束組手を取り入れてみた。向かい合いその場で受身は(攻撃側)上段突き 中段突き、下段突きを繰り出し、捕身は、それぞれを上段受け、中段払い、下段払いで裁く。
今回はその場で行ったが、次回は移動しながら行ってみる。
 
形は、私の力不足で、先週に引き続いてのセイシャンは断念した。平安の初段から五段までを、丁寧に通して行った。


第73回月例稽古ーーー2019年5月25日 
大久保スポーツプラザ

月例稽古は、役員会の日程に合わせており、普段より30分短く1時間半の稽古であった。

形は、6年半前に飛鳥師範から直接指導いただいたセイシャンを久しぶりに行なった。 第7回の本月例稽古の場であり (下写真)一通りご教示をもとに演じられるようになった。
しかし、先達の貴重な教訓の通り、「空手は湯の如し 絶えず熱度を与えざれば元の水に還る
である。

かなり戸惑い、特に180度廻って右中段受けと左下段払いの手の裁きに難があった。また横セイシャン立ちは決まっていたが縦セイシャン立ちは内股を締める力が弱く、課題が残った。

平安の5つの形に偏っていたことは、反省ポイントである。
   


第72回月例稽古ーーー2019年4月28日 大久保スポーツプラザ

遠路、沼津からわざわ参加された太白師範の熱のこもった指導を受けた。
流し突きでは、決まる直前での体さばきを重視した。太白師範の体さばきは、突きが流されるのではなく弾かれるように感じる。
手刀受けでは、引手に対しこれまでと異なった指導を受けた。みぞおちの前の引き手は、これまで手刀を決める際に、小さく引いて決めるものと思っていた。しかし、手首を180度廻し決めるという指導である。さばきの手刀受けは線形の動きであり、引き手は回転の動きとなり、なかなか連動して極めるのも難しい。形は、ナイハンチと平安4段を行う。

稽古後は、いつもの中華ランチだが、OBでも年代が近いせいか、学生時代の空手修行の話に花が咲く。
 

     
   


第71回月例稽古ーーー2019年3月17日 大久保スポーツプラザ

今月は、月例稽古8年目のスタートになる。若手の山下洋さん(H16)が昨年6月以来ひさびさ参加してくれた。キックボクシングのジムで週3回トレーニングをしており、体は見違えるほど引き締まり、今日もこの稽古の後、一緒にランチをとり、ジムに向かって行った。

移動の稽古では、丹念に順突きの突っ込み、逆突きの突っ込み、飛び込み突き、流し突きが採り入れられた。
師範の編み出された基本組手の1本目は、月例稽古で3回ほどしか行っていないが、今日は初めて2本目も稽古した。下記の極めであるが、肘打ち前の押し崩しが難しい。

後足(左)から捕身の右側に身を躱すよう進み出ながら、右前膊部をもって突きを後方に払い流す。それと同時に左裏拳を捕身のこめかみを打つと合宿講習会で教えられたが、ここでは師範のDVDに従い、左中立ち一本拳で腹部を打つ。即座に右足をもって捕身の右膝脇を制し、左手掌をもって捕身の腕を胸前まで押し崩し、右肘打ち右わき腹に打ち込む。
 

   
   


第70回月例稽古ーーー2019年2月9日 大久保スポーツプラザ

9日の日曜は、極寒で小雪が舞っていたが、心を奮い立たせ、早朝に新宿での月例稽古に向かった。

今回で第70回を数え、7年間やり続けたのだ。定年退職後に新宿の武道場を借りて、学生時代の空手修行を身をもって思い出そうと20113月に集い開始したものである。

前回に続いて飛鳥師範の基本組手1本目を行う。前回DVDを渡しているが再度おさらいで、合宿講習会での師範の教えを述べる。

後足(左)から受身(攻め側)の右外側に身を躱すよう進み出ながら、右背手で上段突きを受け流し、同時に左中指拳にて受身の右脇腹を突く。間をおかずに、右足を踏み込み受身の右膝脇を制し、受け流した拳で受身の右腕を下方に降ろしつつ左手掌で撃ち落とし、右掌底をもって水月に当てを極め、更に下顎を打って上体と顔面を反らす。

午前中の稽古が終わると、ランチと称して紹興酒で一杯の至福の語らいのときである。各々の企業戦士時代の逸話が面白く、特に海外体験は興をそそり話は尽きない。

     
     


第69回月例稽古ーーー2019年1月12日 大久保スポーツプラザ

指導を担う三宅さんがインフルエンザで急遽欠席となったが、沼津を早朝5時に出て参加された太白師範の指導を受けた。いつもの基本稽古に中段内受けと外受け、順突きと逆突きの突っ込み、飛び込みと流し突きを加えたメニューである。
形は、ナイハンチと平安五段を行う。

合宿講習会で飛鳥前師範ご自身が確立した基本組手5本を学んだが、その1本目の練習を行った。思いがけず前師範より自ら収録されたDVDをお送りいただき、皆がご丁寧なお手紙を拝謁しDVDコピーを受け取って恐縮の至りである。この日の一本目の稽古は、やはり右足を踏み込み右膝脇を制するところが難しい。動画を見ながら、おのおの自己研修が必要である。

ところで、太白さんが、先日和道流全日本大会の審判を行っていたところ、武末さんが船橋支部として出場し3位入賞とのことである。現役の日大の学生と、堂々と五分に渡り合ったそうである。仕事に忙殺され、この月例稽古の練習程度での快挙である。
今日の稽古には、銀行員で忙しい武末さんの奥さんも参加し、二人で行った基本組手は微笑ましい。(下写真)。 
   
 
   


第68回月例稽古ーーー2018年12月2日
 大久保スポーツプラザ

今回は、新たな試みとして、合宿講習会で師範から指導を受けた新たな基本組手の1本目に取り組んだ。大塚最高師範の46本の基本組手に断片的なものがあり、それらを研究し更に考案した技を加えたもので5本ある。どうしても、「右足を踏み込み捕身右膝脇を制し」のところで動きが止まり、逆に自分の姿勢を崩し、何度も首をかしげ体が動かないことを嘆いた。師範からは、下記のアドバイスをいただき、更に門弟が演じた基本組手のDVDまでも頂戴した。

「捕身は、受身の右ひざ横を右足を踏み込み膝で崩し・・・ですが、同時に行う受身の突いた右腕を下方に打ち落とす技が不完全だと次が進みません。更に受身の水月に右掌底で当てまで、手業は三つ入っています。次いで顎を打ってそらすところまでが連続技です。五つの中で、そのところが一番難しいと思います。」

 

第67回月例稽古ーーー2018年11月25日 コズミックスポーツセンター

いつも通りの基本の稽古だったが、師範自らご指導いただいた合宿講習会の移動稽古の意味を説明し、重心移動で上下しないように素早く前に出る。前に踏み出し威力が増すのは空手だけということを体感する。他の格闘技は、踏み込んだ脚がブレーキになるとのことが実測データで裏付けられている。和道流独自の飛び込み突きも同じ原理である。形は、平安5段とナイハンチを前月に引き続き繰り返し行う。
言い伝えでは、和道流開祖の大塚最高師範が師事した船越義珍先生は、空手を初めて3年間はナイハンチのみの練習であったとのことである。一つひとつの技の意味するところを丹念に確認する。右手を左肘に添えて左上段懸け受けを支える形をささえ手との説明を受け、これは平安の幾つかの形にも出てくる。
稽古の後は、陽が高いうちから至福の一杯である。ビールで乾杯した後、ワインボトル2本に相当するマグナムを2本空けたことには、まだまだ酒量は衰えないと驚かされた。

     
     


第66回月例稽古ーーー2018年10月7日 大久保スポーツプラザ

準備体操は、ストレッチが入念に採り入れられた。自分自身で体の各所の筋肉の伸び具合と関節の可動領域を確認していく。股間接のストレッチでは、呼吸を吐きながら倒していくと、脚側が倒すまいと無意識に突っ張っていることがわかる。ストレッチでは、呼吸法が大事である。

形は、平安初段、三段、四段の大事な個所を採り入れてある平安五段を丁寧に繰り返し反復する。
平安の中で、唯一飛び技があるが、その前の技から繰り返し2点の指導を受ける。飛ぶ前の上段受けは膝にタメを造り、次の引き込んでの右上段突きは体の伸縮を使うこと、それから飛び技は相手の攻撃を飛び上ってよける程度で下段十字受けを行うことである。
どうやら松濤館のエンピの飛び技とは異なり、助走もないのでかわす程度の高さで良いらしい。


稽古が終わり、三宅さんが写真で構えをチェックしており、ついでに私は上段回し蹴りを撮影してもらった。 “古希の上段回し蹴り”である。われながら、古希に上段を蹴っているなどと考えてもいなかったが、この月例稽古のお陰である。

稽古後は、陽が高いうちから、いつものように駅前の中華料理屋で、一杯である。

     
   

第65回月例稽古ーーー2018年9月16日 大久保スポーツプラザ

オリンピックの特別顧問業務で多忙となり2カ月連続休みだった三宅さんが参加し、その指導のもと準備体操。背骨、肩、肩甲骨にはじまり、脇腹、背中、腹部のストレッチ、前屈、ひざの屈伸、手足のマッサージなどを入念に行った。
また武末さんの指導で突き、蹴り、順突き、逆突き、飛び込み突き、そして形といういつもの流れで稽古をした。なお形は重点的に平安五段を行った。

基本のその場突きではぐるりと一周、ひとり
10本ずつ気合いをいれ、かなり盛り上がり元気いっぱいだったが、蹴りは苦手な人が多く、いっぺんに足腰がふらついてやっと基本稽古を終わったのであった。

稽古後は、4人が残り、新大久保駅前の一番館で一杯やりました。こちらは終始元気いっぱいだった。
                                                (S44 篠ケ谷 記) 


第64回月例稽古ーーー2018年8月4日 大久保スポーツプラザ

 恒例では、今月はお盆休みであったが、幹事のやる気で急遽開催された。
沼津からわざわざ太白師範が、駆けつけてくれた。今年3度目の参加である。夕方には、自分の道場の指導があり、午後の暑気払いに参加できず、トンボがえりであった。
10ヵ月ぶりに20代の川島さん(H21)も参加してくれた。前回は、武末さんと自由組手を演じており、いまも町田の和道流道場に通っているという。

練習は、まずピンアンの中で、重要だという初段と四段の形を行う。一つひとつの技の意味するところの丁寧な説明を受け、更にナイハンチの練習を行った。大塚最高師範が編み出した和道流独自の基本組手の一本目も行う。

受(攻め側)は、上段への跳び込み突きが浅い、捕(捕り側)の転位し上体を左に捻じっての転体による流しと、転位し上体を右に捻じる転体についての注意を何度も受けた。受の左逆突きに対し捕は中高一本拳で受の水月を突き上げるが、受の右拳の構えの位置により、他の急所(壇中、他)を突く場合もあるとの指導もあった。基本組手は決まった手順ではあるが、このような応用問題の訓練があった。
基本組手は、柔術から取り入れた転位、転体、転技が深く織り込まれていることを改めて感じた次第である。
     
   
 

第63回月例稽古ーーー2018年7月8日 大久保スポーツプラザ

 本コーナーは今月より月次掲載とする。
今月は、初めて五十嵐健治先輩(s42)が参加した。ブランクをものともせず2時間の稽古と形は平安の初段から五段までやり切られた。
ただ今回の形の練習は、オーソリテイの林先輩も三宅さんも欠席で心細かったが、工藤さんが時代を反映して、スマホを持ち出し、確認しながら無事やり遂げた。
川村達也さん(s57)は、2017年5月以来の1年振りの参加で嬉しいことである。8月はお盆であり恒例では休みとしていたが、皆やる気満々で急遽稽古を行うことになった。

稽古の後、昼飯を食べながら一杯飲んだが、五十嵐先輩が、企業人のときは、動乱のソ連、イラクに駐在し、40代で転業して絵の道に就かれた話は興味深いものであった。絵は、銀座で個展を開かれ、新国立美術館の新制作展の常連であり、今年の9月開催の展示会も200号という大作で応募されているとのことである。
   

2018年1月~6月 

工藤眞仁さん(S54)が、支部の幹事役を務め、月例稽古にも参加していくとのことで、頼もしいかぎりである。
そして、月例稽古を初めて6年になるが、初めて吉澤卓さん(H4) 山下洋さん(H16)が参加した。吉澤さんは、中国での滞在が終わり、新しい赴任先の四日市からわざわざ駆けつけてくれた。山下さんは、キックボクシングのジムで週3回トレーニングをしており、体重を7kgも落とし引き締まった体になっていた。
6月の稽古は、形指導の大黒柱の三宅さんが、神戸、大阪に全空連関係の出張で遅れて参加したので、我々独自にピンアン初段から五段まで行なった。
山大は、組手は強いが、形は駄目という伝統を新旧世代が守っており、形の指導者が不在のときは、四苦八苦の取り組みとなる。
   
   

2017年7月~12月

OB月例稽古は、5年9カ月にわたり継続しているが、形と基本組手までで自由組手は行なっていなかった。この度若手の川島太郎さん(H21)を迎え、武末さん(H15)との激しい自由組手の練習が実現した。
 また、現役後輩が、12月17日の第39回全国国公立大学選手権に男女ともに参加するので、佐藤喜則会長(S39)、眞嶋敏晴先輩(S39)とともに応援に行った。 昨年は、4年生がおらず卒業コンパが中止され、先々を懸念していた。
しかし、男子
チームは1回戦で敗れたが3人の4年生が牽引し、女性は1年生トリオで、2回戦に昨年優勝校長崎大学と互角以上の試合を展開していた。安堵して今後の活躍を期待し激励金を渡して、全選手、全試合の録画も送付した。
尚、この月例稽古を牽引している三宅秀俊さんが、オリンピック対策本部の特別顧問として週に四度の虎ノ門本部勤務もあり、12月の月例稽古は大阪出張と重なり休みとなり、今後も多忙になる一方であり、形の練習の自立化も計っていかねばならない。

2017年1月~6月

OB月例稽古は、平均年齢が60歳を越えてこのように継続していることは、大学OB会の中でも稀有と思われる。
今期は、2月に武末夫婦が激務の中そろって参加し、写真の通り微笑ましい稽古風景が見られた。奥さん(旧安喰弥栄
H15)は、学生時代に二段を取得しており、流石の技である。

 それから、この月例稽古を牽引してきた三宅秀俊さん(S46)が、全日本空手道連盟オリンピック対策本部の特別顧問として虎ノ門の本部に勤務することになったことは、特筆するに値し励みになる。

 三宅さんの全日本総体での個人ベストエイトの戦績と豊かな国際経験・駐在もさながら、飛鳥前師範、田鎖師範の絶大な推挙もあり、面接を経て採用されたと推察する。今後の取り組みにおおいに期待していく。

     

2016年7月~12月

武道場確保の困難さは続き、今期は2カ月しか確保できなかった。
しかし、12月の飛鳥前師範ご指導の第2回合宿講習会に武末耕平さん(H15)とともに参加した。空手道の底知れない集大成を形式知として解り易く、シリーズで受講致し、特に形と組手の位置づけをきっちりと講義され、実習にはいったことは得るものが多かった。
また、貴重な山大空手部の大会出場の始まり、先達の活躍も拝聴できた。
     

2016年1月~6月

今期も、和道流沼津支部の太白師範に直接指導をいただいた。空手道の奥の深さを説き、頑健な体を維持している姿に、生涯武道を感じおおいに啓発された。
オリンピックの空手種目決定と大学の体育同好会の活発化(運動部ならば大学内体育館確保)により、最近は西早稲田の武道場の確保も困難になってきた。キャンセル待ちの上、中止した月例稽古も生じてしまった。
しかし、先人の「空手は湯の如く絶えず熱を与えざれば元の水に返る」の訓のように、しぶとく継続していく。

   


2015年7月~12月

 11月は、本部主催の飛鳥前師範ご指導の拳友会合宿講習会へ浅間が参加とし月例稽古は取り止めている。やはり、参加人数が少ないことが、大きな課題となってきた。しかし、林先輩が、全空連の基本組手のDVDを購入し、細部まで正確に把握するなど、この歳でも新しい発見があることに努めている。この言葉は、合宿講習会で学んできたものだった。
11月の合宿講習会で、飛鳥前師範が直々作成されましたレジュメが、次回拳友会誌に掲載予定とのことであり、それを教科書にして、今後稽古に励んでいく所存です。
     
   

2015年1月~6月

第31回の月例稽古に、大宮太郎先輩(S36)が参加された。新年会の前のこの稽古では、いつも道着で柔軟な機敏な動作に目を見張らされる。太極拳の稽古を続けられ、想像しがたいほどに体が柔らかい。
この稽古を牽引されている林義光先輩(S37)も一学年下であるが、9つの形を網羅し、体の故障もなく継続されている。
我々世代も、甘えることなく精進に努めたい。月一度の稽古のために、毎日体調を整える運動を行い、稽古後の一杯も楽しみである。

2014年7月~12月

マラソンで鍛えている川村達也さん(S57)と駒場健一郎さん(H18)の若手の参加が嬉しい限りである。
ひととおり9つの形を繰り返し覚え、基本組手は3本目まで定着した。移動稽古も、順の突っ込み、逆の突っ込み、流し突きなど多彩な技を活用するようになった。 
12月には、沼津から太白師範に出向いていただき、現在の空手の時流とは異なった指導を受けた。和道流が、和道会と分裂し、宗家が奥深い武道を探究している姿がよくわかった。
     
   

2014年1月~6月

6月24日の月例稽古には、総会を兼ねた日でもあり、喜寿をまえにした渋谷幸男先輩(S33)新田耕也先輩(S33)はじめ17名が参加して
盛況であった。
形は、チントウに広げ和道流で最も大事といわれる9つの形は全て順序だけは習得し、基本組手は3本目に入った。
   
 
   


2013年7月~12月

9月の東京国体に成田秦菜選手が東北大会で優勝し選抜され、篠ケ谷利和さん(H44)と応援に行った。一回戦で千葉代表の植草歩選手に惜敗した。植草選手は既に世界を制しており、一流の技と攻撃力を持っている。
月例稽古は、形はクーシャンク―、セイシャンと広げたが、やはり間合いとか実戦の訓練も必要と考え、基本組手の1本目と2本目の練習を開始した。基本組手は、大塚師範が考案された柔術の技も入る和道流独特のものとわかった。 
 
   


2013年1月~6月

 3月の第10回月例稽古では、和道流沼津支部で師範をしている太白健夫さん(S45)がわざわざ遠方から参加し、武道としての在り方と基本技を丁寧に説明していただいた。
第11回には、富山県で県会議員を行っている吉田勉さん(S44)にも参加いただき、親睦も広がっていく。
形は、ピンアン初段から5段とナイハンチまで、学生時代を思い返し各々でできるようになった。
6月に武道館で第57回全日本学生選手権と東西対抗があり、成田秦菜選手(H24)が東北大会で優勝し選抜されており、武末耕平(H15)とともに応援に行った。個人戦では関東地区の優勝者である明海大学久保田選手に惜敗したが、東西対抗は山口大学の選手を圧倒した。実戦を見ることも良い稽古となる。
   
   


2012年3月~12月

関東中部支部で宴会だけではなく、学生時代を思い返し、月に1度OBによる稽古を企画し、2012年3月より実行した。場所は、新宿コズミックセンターの立派な武道場である。
ストレッチ、その場突き、その場蹴りを丹念に行い、形はピンアンすべての礎となる5段を繰り返し行った。
半年間、順調に行っていたところ、現役学生が第56回全日本選手権に男女ともに出場することになり、試合の前日に合同稽古を開催した。飛鳥師範のご指導のもと、現役とOB24名が集結した充実したものであった。
   
   
   


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